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旅のプロが詐欺に?! [日々のこと]

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自粛、渡航制限で海外旅行に行かれないフラストレーションが溜まりまくる日々。

どこでもいいから、入国できる国はないかと調べてみるも、素人にはまるでわからない。

そんな時、ふと思いついたのが『旅のプロに相談するチケット』だった。

様々なコンテンツのチケットが販売されている某サイトから、『ツアコン』『LCC』『バジェットトラベル』などのタグから探ってみると、こんなチケットに興味が湧いた。


旅行記事、ガイドブックを書いているライターにリアル旅行相談を!

ほう、これなら信頼できそうじゃないか?
きっと良い答えを導いてくれるのであろう。

そう思ってプロフィールなど経歴を読み進めていく。

渡航経験55カ国、NFLの現地取材に赴き、某有名旅行ガイドブック『地球の迷い方(仮名)』など幅広く手がけているらしい。
シンガポール現地旅行会社に駐在していたこともあると言う経歴が素晴らしく、まあこれなら信頼しても良さそうだと、チケットを購入してみた。


1時間7000円は、はっきりって弁護士より高額であるが、今すぐ入国できる国を見つけてもらえ、しかもバジェットtravelingと言う安くいかれる技を伝授してもらえば、そう高い買い物ではなかろうと判断。

即、申し込みをしたものの、海外慣れしているはずのチケット販売者からは、驚くべき回答。

『コロナで自粛要請が出ているので、すぐにお会いできません。6月に入れば問題ありません』

年がら年中、海外へと飛び回っているであろうから、コロナなんて恐れてはいないのかと思えば、コロナが怖いらしい。

仕方がない6月まで待つかと思っていると、なぜか突然メールが来る。

『5月26日でしたら横浜まで出かける用事があるので、その時はいかがですか?』

はて?
コロナで自粛要請だから6月にならないと無理だと言っておきながら、なぜか自分が出かける時は大丈夫と言う自分ファーストはなんだろう?
そう思いつつも、早いほうがよかろうと5月26日でかまいませんよと返事をするが、待てど暮らせど、詳細の返信がない。

とことん自分ファーストなのか?
いささか不信感を持った。




こちらも予定が立たないため、何度かメールをするも返信なし。
返信がないにもかかわらず、記載されているブログのURLを踏んでみると、しっかり更新されていたりするのが不思議であった。

客をなめてんのか?

普通ならこう思うであろう。
まぁしかしここは我慢である。
海外に行かれさえすればいいのだ。

それにしても返事がない。
サイト側に問い合わせ、連絡をするよう伝えてもらう。

なんてマナーのないホストなのであろうか。

そもそも申し込んだ時点で『このたびはお申し込みありがとうございます』やら『ご購入ありがとうございます』といった当たり前の挨拶さえないのだ。

いきなり1通目に来たメールには『すみません、コロナで自粛なので5月は会えません』

一応こちらは、お客である。
すみませんではなく、申し訳ございませんではないだろうか?
友人にも話をしたが、『ねえ、これおかしくない?普通は申し訳ございませんだよね』であった。

海外に行きすぎて日本のマナーがないのであろう。
これぐらいは目をつぶってやるか。



チケットに書かれているトークチャートによると、事前に行きたい国や予算をあげてもらい、パンフレットやネットを見ながら度の疑問を払拭!
足りない部分はメールで補足と記載されていた。

こちらは事前にメールで、自粛が解除されたらすぐにいかれる国、女性1人でも、英語が話せなくても安心な国など、具体的なことを告げてあった。


ようやく5月26日について詳細メールがあったかと思えば、都内でのヒアリングなので、オプションの交通費を購入してくれと言われる。
そうでないと承認できないと言われる。

わけのわからないオプションが2つ付いており、何故か知らないが京急沿線川崎までなら1000円、品川までなら2000円。
一度キャンセルをかけ、再度申し込み時に品川までの2000円オプションを付けて合計9000円カードを切った。

するとどうだろう。
すみません、田町なので交通費3000円オプションです。
びっくり仰天の返事が来たのだ。

頭の中は混乱していた。
キャンセルして再申し込み時に、オプションが2つのみ。
3000円交通費と言うオプションはなかったのである。
品川と田町なんて歩ける距離であるのに、1つ駅が違っただけで1000円オプションが跳ね上がっていたことに驚きを隠せなかった。

この時点で気がつくべきである。
なんてお金に汚いんだろう。
取れそうな相手だと思ったからに違いない。
一気に1000円はね上げて、オプションをその場で作ったのである。

オプションは3000円ですと言ってきたが、シカトすることにした。



そして当日5月26日。
待ち合わせの某所へ出向いた。
先に到着しているホスト(元ツアコン)が待つ部屋のドアを開けると、そこには見覚えのある顔があった。


ソウルシェアハウス踏み倒し
元ツアコン上から目線
空飛ぶライター

様々な異名を持つオトコであった。

筆者の顔見るなり、こう言いやがった。

『どういうことですか』

は?
こっちのセリフだ。


金をもらっているにもかかわらず、席を立って逃げようとするホスト(元ツアコン)


『ここで逃げたら損害賠償ですから。お金返してもらいますよ。私の交通費も請求します。』

するとどうだろう

『それはサイトに言って下さい』
ときた。

『サイトとは関係ありませんよ。販売しているのあなたでしょ』

冷たく言い放ってやった。

サイトにはマナーとして、双方笑顔でと書かれている。

『あの、笑顔で対応しましょうって書いてありますが?』

と言うと

『俺は笑顔でなんか対応しませんよ』

相変わらず上から目線である。
客に対してこの態度とはありえない。

メールといい、あまりの対応の悪さ、マナーのなさについて静かに諭してみる。

『こっちはお客なんだから、まずありがとうございますよね?カード切ってるのよ?』

すると、またとんでもない返事をしやがる。

『承認してないんで、客じゃない』

絶句する答え。
日本人と思えない。

しかも、自分でチケットを出しておきながらこんなことまで言ってくる始末。

『別に売ろうと思って出してるわけじゃねーし』


は?

『なら、なんで出してるんですか?』

『それを説明する義務はない』

また偉そうに言ったかと思えば、大声でブチ切れられた。
ありえない。
お金を払っている客の前で大声でブチ切れるとか。
普通ならこの時点で、激怒しない客はいないだろう。
速攻返金クレームレベルだ。


まぁいい、勝手にやらせておこう。
到底話の通じる精神構造ではないのだ、このオトコは。



それにしても驚いたことに、お金をもらって旅行相談を受けると言うのに、なんと手ぶらである。
パンフレットも持っていなければ、パソコンも持っていない。
こちらは最初から要望を投げているにもかかわらず、一体何をしに来たのだろうか?


『何をしてくれるんです?こちらの要望を最初から投げていますよ?なぜお客に対して何も質問等出てこないんです?今までどこの国行きましたかとか、これからどんな国行きたいですかとか、どんな食べ物が好きですかとか予算はとか、なぜ聞かないんです?』


一瞬沈黙が流れる。
図星だからであろう。

するとようやく仏頂面で
『ご予算は?いつ行かれるんですか?お一人ですか?』
矢継ぎ早に質問と言うより、嫌味ったらしいことを言ってくる。

『ですから、今どこにも行かれませんよね?行かれるようになったらすぐに行ける国は?』

そう聞くと

『ないですね』

これで終わりだった。

は?
ないですねの一言で1時間7000円?
ふざけるにもほどがある。


『ヨーロッパならいかれるんじゃないですか?』

そうきたか。

『ヨーロッパのどこですか?』

『西の方ならいかれるんじゃないですか』

『西ってどこです?』

『フランス、ポルトガルとか』

『あの、メモしていただけないんですか?』

『そんなもの渡しませんよ。ヒアリングですから』

『は?ではメールサポートというのがありますよね?』

『はあ?』


はあ?とはなんだろうか。
自分自身でメールで不足分をサポートと書いて売っておいて、忘れているのか?

これで金をもらおうとか、虫が良いにも程がある。


とにかく、旅のプロとは思えないヒアリングとなり、客の要望は一切引き出すことができず、訳が分からないうちに終わったのであった。

そして後日。
言われた通りフランスと、ポルトガルに行ってやろうと調べると、入国できないとなっているではないか。
旅のプロを名乗る人間から、嘘を教えられたのである。

これは立派な詐欺罪に該当するのではなかうか?

さらに、7月1日よりグアムに入国できるとなり、グアムに渡航したことがないためメールサポートを求めるが全く返信なし、スルー状態。


サイトのサポートに伝え、ホスト(元ツアコン)にも圧力をかけるが
『でたらめは教えていない(フランスとポルトガルには入国できないくせに行かれると言った)』


以下、ホスト(元ツアコン)からのメールである。

面談時にも伝えましたが、「入国規制」がなされている現状では、観光目的での渡航はどの国でも難しい状況。
旅の予定を立てることが難しい現状が継続しています。
 
各国政府の「渡航許可」対応がない限り、渡航不能ですので、これ以上の相談には答えることができませんし、
メールでの問い合わせにはお答えしかねます。

ナンセンスな問い合わせを繰り返されても困ります。

出鱈目などは一切伝えておりません。
現時点で旅行に関する試案自体が、不可能な状態ですので、
これ以上の対応は致しかねます。




さらに驚くべきことに、メールサポートのことに触れると、チケットに記載されていた不足分はメールで補うと言う部分が意図的に消されていた。

これはもう立派な詐欺として成り立つはずだ。

返金を求めているが、やはりその点についてスルーをしている。

本日警察に連絡をしたが、詐欺に該当する可能性が大いにあると言う回答であった。


旅のプロを名乗るライター詐欺で逮捕!
というニュースが流れる日も、そう遠くは無いかもしれない。




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